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MCUなどの人気作品関連の情報を追っていると、公式より先に「それっぽい予告編」が検索上位に出てくることがある。
だがそれらは映画会社の素材や過去映像に加工を重ね、さらにはAI技術まで使用して、まるで本物の新映像のように見せる“偽”予告編が混ざっている。今回、その代表格として知られてきたチャンネル「Screen Culture」と「KH Studio」が、YouTubeアカウントが削除された。
Deadlineが伝えた削除の理由によれば、2025年初頭に両チャンネルは一度は修正対応を行って収益化プログラムへ復帰したものの、その後ふたたびスパムや誤解を招くメタデータに関するポリシー違反へ戻ったため、最終的にアカウントが削除されたという。
こうした“偽”予告編が厄介なのは、単なる二次創作の域を超えて、公式の宣伝動画と同じタイトルやサムネの作法をなぞり、初見の人を騙しにいく点である。情報では特にScreen Cultureが『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の偽予告編を23本も投稿し、中には公式トレーラーより上位に表示された例もあったと伝えている。
いわゆる”検索汚染”が起きると、作品の正しい情報へたどり着きにくくなることで、ファンは混乱することとなる。
もちろん、すべてのファンメイドが悪いわけではない。問題は「ファン作品」と明示せず、公式のように装う投稿が、広告収益や拡散のために量産されてきたことだろう。
今後はファンメイドであることを明記しない二次創作物は、プラットフォーム側の削除対象になることもあり得るだろう。AIの発達によって高精度なフェイク情報もあふれる中で、こういった対策はさらに強化されていくことが予想される。

ファンメイドであることをわかりやすくしていればまだマシでしたね

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。
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