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MCUシリーズの映画の楽しみのひとつは、ファンが予想だにしなかったサプライズがあることだ。
サプライズを他人にバラされたくないがために公開数日前にネットから消えるファンや、仕事や学校を休んで公開日初日の最初の回からも鑑賞するファンも存在するほどだ。
しかし時たま公式の予告編から大きなサプライズが解禁されてしまうことも多々あり、これがネタバレなのか情報解禁なのかと、度々論争の的になることもある。
そんな問題についてマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏が言及しており、彼自身は予告編でのネタバレを避けたい気持ちもありつつ、すべてが自身でコントロールできるわけではないというジレンマを明らかにした。
1つの映画につき1つの予告編では、どうしても話題の鮮度が落ちてしまい、公開日直前には落ち着いてしまっていることが予想される。徐々に新しい情報を解禁していくことで、ファンの期待を保っておくことも、マーケティングの仕事だと言えるだろう。
特にまだ映画の存在を知らない、興味がない層にどのようにして訴えかけるかがマーケティングの肝でもある。そのために予告編でのある程度のネタバレもやむを得ないと考える担当者も多いはずだ。
ただし、バラし過ぎは炎上の元にもなり、作品の評判にも大きく影響する。そういったさじ加減は難しいはずだ。
ちなみに直近の例では『デッドプール&ウルヴァリン』の最終予告編で、『ローガン』に登場したローラがダフネ・キーン再演の形で参戦することが明らかになったことだ。
これも一部のファンからのネガティブな反応が見られたが、ファイギ氏はこのことについて『アベンジャーズ/エンドゲーム』を挙げて、予告編はあくまで一部のシーンのみをベースにして作っていると話している。
「予告編のネタバレ論争」は今後も耐えることは無さそうだが、情報過多の時代にネタバレを回避しながら、どのようにして1本の映画に注目してもらうかは、大きな課題となっていきそうだ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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