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2021年、2022年と多数の映画とドラマの展開をしてきたMCUのフェイズ4。
まさに質より量に舵を振り切ったこの施策は賛否両論で、反対派の意見としては供給過多による作品を追えなくなることや、ひとつひとつの作品のクオリティに粗が目立つようになるなどが指摘されていた。
実際に作品の粗は見られており、これが批判の的にもなっている。
そのような状況の中でマーベル・スタジオは作品の質を重視する方針に転換をし、現在は作品の供給にもブレーキをかけつつある。
このブレーキの影響なのか、新たに入った海外メディアの情報によると、どうやら2023年に配信を予定していたドラマ『アイアンハート』が延期されるというのだ。
具体的にいつ頃まで延期されるかは不明だが、23年は少なくともサミュエル・L・ジャクソンの『シークレット・インベージョン』と、トム・ヒドルストンの『ロキ』シーズン2のみがDisney+ (ディズニープラス)で配信されることになるとのことだ。
いずれもすでに撮影は終了しているため、以前からのスケジュール通りの配信にはなるのだが、『アイアンハート』についてはずれ込む形となった。
明らかに生産体制とスケジュールの見直しをマーベル・スタジオが行っていることは目に見えており、これによってかつて告発も起きていたCG部門や外注先の制作会社への姿勢も改善されるのではないかと期待される。
2023年には以前にも『エコー』や『アガサ:カヴン・オブ・カオス』が配信予定とされていたが、いずれも配信は延期されると言われている。『エコー』は2024年の『デアデビル:ボーン・アゲイン』の配信前、『アガサ』は2025年頃ではないかとも言われている。
制作が水面下で進んでいるとされている『ノヴァ』についても現在はスローペースな制作となっており、中止にはならなくとも、すぐにファンにお披露目されうことはないだろう。
今のところドラマについては大きな影響を受けているようだが、映画についてはまだそこまでスケジュールの変更は行われていない。
それでも以前には『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』の二分割案なども議論されていると伝えられていることから、フェイズ5とフェイズ6が発表当時の情報からは長くなる可能性もある。
複数の作品による一つの世界観の共有をしたシェアード・ユニバースを成功されたマーベル・スタジオ作品は、その質についても大きく評価されており、ここが著しく落とされてしまっては、シリーズの未来も長くはないだろう。
今後MCUシリーズがどのように舵をきっていくことになるのか期待をしながら見守っておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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