アルバート・ヒューズ監督、MCU『ブレイド』オファーを断った理由を明かす ー 「意味がわからない」

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マーベルのヴァンパイヤハンターであるブレイドを主人公とした映画『ブレイド』は、現在脚本の書き直しが実行されており、当初予定されていた公開日から2年以上もの延期をしながら、依然として制作は進んでいる。

マーベルファンからの期待も高い『ブレイド』だが、以前には監督としてアルバート・ヒューズ氏がオファーを受けており、実写位にマーベル・スタジオ側とも話し合いをしたと明かしている

そのなかでヒューズ監督は、自身が『ブレイド』のオファーを断った主な理由を明かした。

”スーパーヒーロー映画についてスタジオと何度か話し合いをしましたが、それがシステマチックだとわかって、あまり良い気分はしなかった。実際、私は彼らの映画をすべて分解してスプレッドシートにまとめ、タイトルスコアや、VFXの順位を確認し、興行収入を分析し、映画について徹底的に調査する必要がありました。この作業の途中あたりで、こう思った。「あの管理された世界で、自分がやりたいことができなくなったら、私は壊れてしまうだろう」、そして実力のある映画製作者たちがこのようなシステマチックなところに入りたがることが理解出来ませんでした。新進気鋭の監督ならば理解はできますが、私はだめになると思う。”

マーベル・スタジオは商業映画を手掛けたら天下一品というべき実力を持っており、ハリウッド映画史にも大きな歴史を刻んだことは言うまでもないだろう。
そのプロセスには彼らのマーケティング手法や、それに合わせた映画の制作があってこそのことだろう。

ただ時にはこれを窮屈に感じるクリエイターがいても不思議ではない。アルバート・ヒューズ監督のように、自分の思うようなものが出来ないと感じることで、オファーを断ってきた人材は数多くいるはずだ。

もちろん何が正しいかは人それぞれであるため、各々の手法によって映画を制作するべきだが、やはりスタジオとクリエイター側の相性というのは非常に重要なところだろう。

この相性が大きくマッチすれば、過去のMCUの大ヒット作品のような映画が生まれるわけだ。

おそらくアルバート・ヒューズ監督によるマーベル映画を見ることはできなそうだが、『ブレイド』は書き直し前の脚本の内容が先日伝えられ、女性主導の人生教訓映画で、さらにはブレイドが4番目の主人公に降格していたと報告されている。

これを気に入らなかった主演のマハーシャラ・アリや、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は書き直しを命じて、脚本家組合のストライキを経て、ようやくプロジェクトは再始動している。

今後どのような内容になるかは不明だが、新たな時代のブレイドがどのような映画となるのか今後の情報に期待をしておこう。
『ブレイド』は2025年に全米公開予定だ。

ゆとぴ

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