『ブラックパンサー:WF』監督、チャドウィック・ボーズマン死去前の案を明かす

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MCUの中でも『ブラックパンサー』は、ワカンダという国の魅力や世界観が多くのファンに支持されて続いているシリーズだ。

一方で続編『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』は、ティ・チャラ/ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンの死去を受け、物語の軸そのものが大きく変わった作品としても知られている。そんな中でライアン・クーグラー監督が、ボーズマン死去前に用意していた当初案の中身をHappy Sad Confusedのインタビューで明かした。

クーグラー監督がチャドウィック・ボーズマンの死去前に考えていた映画の当初のアイデアは、王ティ・チャラと彼の「息子」の関係を物語の中心に置く内容だったという。

ワカンダには「8歳になった王子が、父とともに8日間“道具なし”で森に入り、父はその8日間だけ王子の質問に必ず答える」という通過儀礼があり、その最中にネイモアが攻撃を仕掛けてくるという内容だった。ティ・チャラは交渉や戦いに臨みながらも、儀礼を破らないために息子を常にそばに置かねばならない。

”脚本の核は「8日間の儀礼」だった。8歳の王子が父と8日間、道具なしで森に入り、8日間だけはどんな質問でも父が必ず答える。その8日間の途中でネイモアが攻撃してくるんだ。交渉や戦いの最中でも、儀礼を破れないから息子を常にそばに置かなければならない。チャドウィックはきっと最高の演技をしたはずだ

クーグラー監督は当時書き上げた草稿を「180ページのドラフト」と表現している。結果として完成した『ワカンダ・フォーエバー』が現実の出来事に即したティ・チャラの“喪失”と“レガシーの受け継ぎ”を前面に出した映画になった。

このアイデアは実際の映画ではほとんど採用されていないようだが、ネイモアの存在やティ・チャラの息子については登場している。特に息子はポストクレジットシーンにてトゥーサンという名前であることがわかり、さらにはティ・チャラ二世としてワカンダ人である証を示していた。

まだ幼いトゥーサンだったが、将来的には父のようにブラックパンサーとしてワカンダの王になると予想されている。現在計画されている新作映画『ブラックパンサー3』では成長したトゥーサンが登場するとのウワサもある。

結果的には大きく方向転換することになったが、ライアン・クーグラー監督はまだ『ブラックパンサー』シリーズへの熱意を絶やしていない。今後制作される新作がどのような物語になるのか注目だ。

『ブラックパンサー』シリーズはDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

結構違うんだなぁ

ゆとぴ

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