『キャシアン・アンドー』ショーランナー、あの展開を謝罪 ー 「本当に申し訳ない」

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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のスピンオフドラマとして配信された『キャシアン・アンドー』は、映画に登場する以前のキャシアン・アンドーを主人公とした作品であり、彼のバックグラウンドや人間関係がより深く掘り下げられたことで、多くのファンから高い評価を得た。

最近Colliderのインタビューに応じた本作のショーランナー、トニー・ギルロイ氏は、ファンが期待していた『ローグ・ワン』の主人公ジン・アーソの登場や、彼女とのロマンスについて触れなかったことに対し、謝罪の意を表している。

”展開の想像に多くの時間を費やしてきたファンに申し訳ない気持ちだった。本当に深く考えた人たちだ。正史とは見なされないものだし、私も法律的にも秩序的にも気に掛ける必要はないんだ。でもみんな一生懸命に議論してくれたし、彼らにとっては大きな意味もあったと思います。みんなが誰かの花園を踏みつけたくはないでしょ?でもやらなきゃならないことはやらないといけない。きっと、それを乗り越えられる人がいるだろう。本当に、本当に申し訳ない

この謝罪は、劇中でアンドーと恋仲になったビックスに関するものだった。ジン・アーソとのロマンスが描かれると想定していたファンにとって、別の女性との関係性が浮上したことにより、『ローグ・ワン』での物語に影響が出るのではないかという懸念が広まり、議論を呼んだ。

もっとも『ローグ・ワン』のラストシーンはやや曖昧に描かれており、ギルロイ氏もそのシーンを何度も見返しながら、二人が抱き合った理由について語っている。

”あのシーンを何度も見返したでしょう。(中略)つまり、世界の終わりに誰かの手を握らない人がいるでしょうか?二人とも性的にもかなり解放されているという状態だったんです”

また、ドラマでのアンドーとビックスについても、二人が互いに初めての相手だった可能性があるとギルロイ氏は言及している。

『キャシアン・アンドー』はシーズン2で完結しており、その後の物語は『ローグ・ワン』で描かれることとなる。ビックスとの関係や、最後に彼女が抱えていた赤ん坊が誰の子どもなのかなどの謎は残されたままだが、結果的にアンドーの過去を深く掘り下げたことで、映画の厚みも増したと言えるだろう。

アンドーの人間性をより深く知ることができる『キャシアン・アンドー』は、現在Disney+(ディズニープラス)で配信中だ。

映画のラストはなんとなく納得感もある

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。

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