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※この記事には『ブラックウィドウ』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。
ついに公開されたMCUシリーズ最新作の『ブラックウィドウ』。今作は10年以上にもわたって活躍してきたナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウのいままで謎に包まれてきた過去やホークアイとのブダペストでの出来事について描かれており、新たな掘り下げを試みている映画となっている。
またヴィランにはタスクマスターという新しいヴィランも登場しているが、正体については映画公開まで隠されていた。
今作の脚本家は特にブダペスト事件とタスクマスターの正体について、どのように考案したかを明らかにした。
※この記事には『ブラックウィドウ』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。
タスクマスターの正体が変更された理由とは
海外メディアのインタビューに答えた『ブラックウィドウ』の脚本家エリック・ピアソン氏は、今作において明かされたブダペスト事件とタスクマスターの正体をどのようにしてストーリーに盛り込んだかを明かしてくれた。
・Black Widow Writer Eric Pearson on Budapest, Taskmaster, and Post-Credits Scene (Exclusive)
ブダペストでの出来事については2012年公開『アベンジャーズ』で、ナターシャとクリント・バートン/ホークアイとの間で話されたことを元にしている。当初は深い意図はなかったようだが、そこから発想を得て『ブラックウィドウ』での重要な出来事として描かれている。
ちなみに『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも2人の会話で名前が出てきていた。
エリック・ピアソン氏の言う通り事件の詳細についてはこと細やかに描かれてはいなかったが、ドレイコフのいるビルやその娘を巻き込んで爆破したことはわかっており、それがSHILED加入への最終試験であったことも明かされていた。
次はヴィランであるタスクマスターについて。コミックではトニー・マスターズという元傭兵が正体なのだが、映画ではドレイコフの娘であるアントニア・ドレイコフに変更されていた。アントニアもブラックウィドウたち同様に洗脳されてナターシャを襲っていたことがわかっており、終盤ではその洗脳が解除されたことで自由意志を手に入れていた。
このことについてピアンソ氏は次のように話した。
コミック同様にトニー・マスターズが映画に登場させるドラフトがあったようだが、ブラックウィドウのヴィランとして、レッドルームの関係者として登場させるうえではキャラクターをドレイコフの娘に変更する必要があったとのことだ。
この点については賛否両論もあり、今後トニー・マスターズが現れづらくなってしまっている点が挙げられる。一方で映画の終わり方としてもタスクマスターの再登場は十分にあり得るため、次の作品では大きくアイデンティティも変わっているかもしれない。
このように『ブラックウィドウ』はナターシャの過去に意味づけされるようにストーリーが構築されていったのだ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではソウルストーンのために自己犠牲を払っているが、この映画があったからこそ今後の展開に説得力が増してくるのかもしれない。フローレンス・ピュー演じるエレーナの次なる活躍にも注目していきたいところだ。
『ブラックウィドウ』は現在劇場にて公開、Disney+ (ディズニープラス)でもプレミアムアクセスで配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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