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MCUだけではなく、マーベルにとっても世界中で大人気のスーパーヒーローであるスパイダーマン。2017年公開のマーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズ共同製作の『スパイダーマン:ホームカミング』と、続編の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は大ヒットを記録し、後者に至ってはソニー・ピクチャーズの歴代映画の中でも最大の興行成績を残しています。
しかしファンにとっては非常に悲しいニュースが飛び込んできました。
ケヴィン・ファイギも一切関与しない可能性
海外メディアのDeadlineの記事によると、マーベル・スタジオとその親会社であるウォルト・ディズニー社と、スパイダーマンの権利を保有するソニー・ピクチャーズとの間の新たな契約に関する交渉が決裂したと報じられています。
・Disney-Sony Standoff Ends Marvel Studios & Kevin Feige’s Involvement In ‘Spider-Man’
記事では現状では2作品のスパイダーマン映画を製作する予定でしたが、今後何か劇的なことが起こらない限りは、マーベル・スタジオ代表で、MCUシリーズを作り上げてきたケヴィン・ファイギ氏が製作に関与することもないと伝えています。
ディズニー社の主な交渉内容は映画の出資と利益に関わるもので、ソニーとともに資金調達と興行収入を50%ずつ分割するというもの。しかしソニーはその申し入れを断ったといわれています。
今までの2作品に関してはソニーが単独で出資した資金を使い、マーベル・スタジオが製作するという形あったため、取り分もマーベル・スタジオは5%分の利益を得ていたという内容になっていました。
その比率を大きく変える代わりに、出資額も半分に分割して出し合うというのがディズニー側の交渉内容です。
またほかにもソニー・ピクチャーズが単独で製作した『ヴェノム』や、現在製作中の『モービウス』などのスパイダーマン・スピンオフ作品の製作に関しても同じような契約内容で交渉されていたと伝えています。もし交渉が成立していた場合、上記の2作品もMCUの世界に導入される可能性がありました。
これを受けて、ソニー・ピクチャーズの株価は急落との報道も。大きな損失には繋がっていないといわれてますが、少なくとも影響が如実に表れています。
・Sony Stock Drops After Breaking up With Marvel Studios on Spider-Man
出典:©Google
このニュースを受けたファンはツイッター上でハッシュタグ「#boycottsony(ボイコットソニー)」を使って、今回の交渉決裂に反発しています。
ただVariteyなどの大手のメディアによると2社の交渉は完全に終了したわけではなく、今後も再開される可能性は十分にあり得ることを報じています。
・Spider-Man Could Leave MCU if Disney, Sony Can’t Reach Financing Deal
・Sony and Marvel Studios Negotiations Said to Be Ongoing
もしこのままスパイダーマンがMCUから独立となる場合、残り2作品といわれている映画は完全に別作品として製作される可能性があります。
MCU側でもスパイダーマンに関わるキャラクター今後一切使用することはできませんし、逆にソニーが単独で製作したスパイダーマン映画も、MCUのキャラクターを使用することはできません。ピーター・パーカーと縁が深いトニー・スターク/アイアンマンの名前すら使えないかもしれません。
おそらく今後展開されるMCUシリーズにとっては大きく計画が崩れる大事件となることでしょう。まだ交渉決裂が決定というわけではないようですが、今後の動きには注目していきたいところです。
また新たな情報が入りましたらお知らせいたします。
追記:2019/8/21
ソニー・ピクチャーズが今回の報道を受けて公式声明を発表しました。
——–追記ここまで——–
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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