『バック・トゥ・ザ・フューチャー』元ジェニファー役、降板の経験を振り返る ー 「泣きじゃくった」

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は完成版のキャストがあまりにハマり過ぎているせいで、制作途中で主役のマーティ役が交代していたというネタも映画ファンの間ではしばし“伝説”として語られることがある。

撮影開始後しばらくはエリック・ストルツが主人公のマーティを演じていたが、途中で彼は役に不向きであると判断されたことでマイケル・J・フォックスへ交代した。そこから連鎖する形で、マーティの恋人ジェニファー役だったメロラ・ハーディンも降板になった。

当時17歳だったハーディンは、エンターテイメント・ウィークリー誌のインタビューでその経験を振り返り、いまも鮮明に残る感情を言葉にしている。

”『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は本当に大きな失望だった。私は17歳で、泣きじゃくった。すごく悲しかった。ああいう出来事はいくつもあったけれど、あれは特にきつかった。だけど、いまの自分になるには、成功より失敗のほうが多くないといけない。外から見る人は気づかないけど、失敗に慣れていないとこの仕事は続かない。失敗はあなたの価値を決めるものじゃない。”

ハーディンが降板した理由とされているのは、リキャストされたフォックスとの身長差が画面上で気になるというものだった。

ストルツは約183cmであり、ハーディンは約163cmだった。しかしフォックスは約173cmであり、マーティとジェニファーの身長差が縮まることとなる。

この主演交代で“並び”の印象が変わり、ジェニファーも連鎖して交代になったとされている。その後はクラウディア・ウェルズがジェニファーを演じ、さらに続編ではエリザベス・シューが同役を引き継いでいる。強烈なキャラクターたちの印象で隠れがちだが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はこうしたキャスト変更はいくつか行われている。

当時の経験は非常に大きく失望したものだったとするハーディンだが、そういった経験が今でも女優として活動する原動力になっているとも言えるだろう。映画史に残る作品の裏で起きていたこういった経験談も今後貴重な物となっていくだろう。

身長はどうしようもできないからねぇ、、、

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。

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