『スーパーガール』主演女優、主演抜擢時の戸惑いを明かす ー 「私がなにをしたの?」

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DCEUの再スタートとなった「DCU」の中でも、特に期待値が高い作品のひとつが実写映画『スーパーガール』である。

本作の主演には『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の若きレイニラ役で注目を集めたミリー・オールコックがカーラ・ゾー=エルを演じることになり、一気に注目も集まっている。すでに『スーパーマン』でカメオ出演した際も、多くのファンから単独映画への期待感がインターネット上でシェアされていた。

しかし本人は、主演抜擢の裏側で抱えていた戸惑いや不安を、フォーブスの取材の中で語っている。

”最初に浮かんだのは「私、なにをしちゃったの?」という感情でした。本当に自分に務まるのか信じられなかったんです。監督に電話して「その役のなり方がわからない。ただの私なのに」と伝えました

役を受ける覚悟が本当に自分にあるのか、重圧に耐えられるのか、自問自答する時間が続いたそうだ。

一方でオールコックは、時間をかけてその不安と向き合ううちに、最終的には自分を信じるしかないと腹をくくったとも話している。

”結局のところ、前に進む唯一の方法は自分を信じることだと気づきました。人生はいつも「ちょうどいいタイミング」で物事を運んでくれると信じているんです。準備ができているかどうかに関係なく”

またインタビューでは、彼女が以前から抱えてきた「自信の少なさ」のエピソードについても触れている。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』撮影時には、あるスタッフから「演技レッスンを受けたほうがいい」と助言され、その一言で自信を大きく揺さぶられたということだ。

”まだ若くて、世界の反対側にいて、それでさえ自分を疑っていた時期でした。その一言で残っていた自信もほとんど吹き飛びました。でも振り返ると、そのおかげで仕事にもっと真剣に向き合えたとも思っています。誰も意地悪をしたいわけじゃない。自分がうまくやれば、みんなも得をする。映画づくりは協力して進めるものだから”

DCU入りによって、今後の生活が大きく変わることについても、オールコックは冷静に見ているようだ。今はまだロンドンで地下鉄に乗ったりパブに行ったりしても気付かれない場所もあるが、『スーパーガール』公開後はそうはいかないだろうと語りつつ、「人々は悪気がなくても距離を詰めてきて、追いかけてくることもある。匿名性を失ってしまう」と、有名になることへの不安も率直に明かしている。

DCU版『スーパーガール』は、トム・キング原作コミック『Supergirl: Woman of Tomorrow』をベースにした宇宙規模の映画として制作が進行中。主演のミリー・オールコックにとっても、そして今後のDCUにとっても大きな節目となる1本になりそうだ。『スーパーガール』は2026年6月26日より全米公開予定だ。

ゆとぴ

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