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ポール・ラッド主演のマーベル映画『アントマン』は当初エドガー・ライト監督が指揮をする予定だったが、後に降板し、ペイトン・リード監督に交代している。
エドガー・ライト監督はThe Directのインタビューに応じ、なぜ『アントマン』のプロジェクトから降板したかを改めて振り返った。
かつて本作の立ち上げから関わり、2014年に降板したライト監督は「当時の環境変化によって、自分が撮りたいと思っていた“低いハードルのヒーロー映画”の魅力が失われていった」と明かしている。
この背景には『アベンジャーズ』成功以降ののMCU全体設計の変化があり、単独作の独立性よりもユニバース連結が前提であることが重視される空気が強まったという。
この説明は、当時の「創造上の相違による降板」という公式見解とも合致するだろう。ライト監督が当時目指していたヒーロー映画像が、当時の路線では実現することが難しくなった。
ちなみに2023年ごろのインタビューで編集者であるコルビー・パーカー・ジュニア氏によれば、ライト版『アントマン』は他のマーベルキャラクターを登場させない、より“単独作”志向の設計だったという。つまり、先述の通りMCU内の相互接続を前提にした現在の方針とは、初期段階から齟齬があったわけだ。
一方で、ライト監督は当時の決断を悔いていないとも述べる。ヒーロー映画から距離を置いたことで『ベイビー・ドライバー』など自身の作家性を前面に出す作品へ進む道が開けたと話す。
2017年の取材でも「マーベル映画を作りたかったが、彼らは“エドガー・ライト映画”を求めていなかった」と語っており、ライト監督の映画への方向性が一貫していることがわかる。
ただ今後マーベル映画を撮りたくないわけではないようで、機会があれば再びエドガー・ライト監督が指揮をする可能性もゼロではない。今後MCUシリーズでどのような監督たちが起用されていくのか注目だ。

いまは単独作の質を重視しているので、今後ライト監督が起用される可能性もあるよなぁ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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