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MCUシリーズの大幅な見直しが進む中、そのきっかけのひとつとなった映画『マーベルズ』は興行収入が大きく落ち込み、マーベル・スタジオが期待した成果を残すことはできなかった。
理由は複数あるが、映画を率いたニア・ダコスタ監督は当時を振り返り、脚本面に課題があったと明かしている。
これは新作『28年後…:ザ・ボーン・テンプル』の話題に触れる中で語られたもので、前作までの経験との差を示す発言でもある。監督は『28年後…』について、アレックス・ガーランド氏の脚本を土台に大きな改稿をせず撮影に入れたと明かした。
また別のインタビューでは、劇場公開版が自らが企画したものや初期に撮影したバージョンとは大きく異なっていたと語っている。
『マーベルズ』は『Ms.マーベル』や『ワンダヴィジョン』といったドラマを視聴することを前提にしており、前作『キャプテン・マーベル』だけを観て予習しても内容を完全に理解するのは難しい作品となっていた。
このほかにも内容の弱さや演出の問題、話題性の不足など多くの要因が重なり、結果的に興行的な失敗につながったといえる。監督の発言は、それらが制作現場でも強く意識されていたことを裏付けるものだ。
現在、マーベル・スタジオはシリーズ全体の調整を行っているが、脚本を重視した制作体制へ移行しているかどうかは不透明である。実際に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』も、脚本が完成しないまま撮影が進められているという。
『マーベルズ』の反省を活かしながら、マーベル・スタジオはMCUシリーズを立て直すことができるのだろうか。今後の動きに注目だ。

なかなかキツイコメントやん・・・

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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