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スクラル星人たちの侵略を描いた、人気コミックの実写ドラマシリーズである『シークレット・インベージョン』。
コミックと同じく、地球侵略を目論むスクラル星人たちを中心に、ニック・フューリーとスクラル星人のタロスを主人公にして期待もされていた今作だが、実際にファンからの評価は振るわず、MCUシリーズのなかでも非常に低い支持率となってしまった。
言葉を選ばずに言うと”失敗”してしまった今作だが、海外メディアからの報告によると、その大きな要因となった舞台裏の出来事について報じられている。
どうやら『シークレット・インベージョン』は制作中に、数週間に渡ってチームのメンバー間で衝突が相次ぎ、機能不全状態に陥っていたのだ。そのためマーベル・スタジオの上級幹部のジョナサン・シュワルツ氏が現場に赴き、事態の収束を図った。
さらにドラマの制作費も予算を若干オーバーしており、予定よりも配信が遅れてしまう可能性もあったという。
2022年秋ごろにはドラマの制作に携わっていたチームのほとんどが入れ替わり、プロデューサー、ユニットマネージャー、アシスタントディレクターも変わり、そのことによって一貫したクリエイティブを進めることができなくなったとのことだ。
監督のトーマス・ベズーチャ氏もスケジュールの都合で途中降板をしており、ドラマ全体を統率することができなくなってしまったのだ。
こういった舞台裏の混乱によって『シークレット・インベージョン』は当初目指していたものからは、大きくかけ離れた完成度になったことが推測される。
ファンとしてはせっかくの名作コミックの実写化の機会を、このような混乱で台無しにしてしまったのは悔しい限りでもある。おそらくは続編などの制作も絶望的だろう。
マーベル・スタジオは現在Disney+ (ディズニープラス)のマーベルドラマ全体に対してのテコ入れをしており、作品数自体も減少していく予定だ。
先日には『アイアンハート』が大幅に配信スケジュールが後ろ倒しにされ、さらに『デアデビル:ボーン・アゲイン』も延期の上に、脚本家・監督が解雇され、ほぼ白紙の状態からのリスタートになることが報告されていた。
果たして『シークレット・インベージョン』で失ってしまったファンからの信頼を、今後取り戻していくことができるのだろうか?今後の動きに注目しておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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