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ハリウッドの老舗映画スタジオのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は現在身売りを検討していることが複数のメディアから報道されている。
実際にWBDは2025年10月21日に「複数の当事者から関心を受け、資産価値の最大化に向けた選択肢の検討を開始した」と公表しており、全社の売却、またはスタジオ/配信とテレビ放送の分社化による売却など幅広く検討しているという。
こうした中で買収候補として挙がっていたのがパラマウント・スカイダンスだ。同社は現金主体の提案を少なくとも2度提示しているが、WBD取締役会は10月21日までに提示額を不十分として拒否したと報じられている。条件見直しを含む次の一手が注目されている状況だ。
そしてこの買収候補として新たにユニバーサル(親会社コムキャスト)の名前が浮上した。
ロイター通信の11月6日付の報道によると、コムキャストは投資銀行を起用し、WBDのスタジオおよび配信部門の買収可能性を精査中であると伝えている。同社はWBDが所有する「映画スタジオ+配信」に的を絞っているとも報じられている。
あくまで検討段階であり、ユニバーサルが実際に名乗りを挙げるかは今後の動向を注視していきたい。
WBD買収にはこのほかにも、ストリームング大手のNetflixが候補とされていたが、同社は報道を否定している。
ところが別の報道では、NetflixがWBDのスタジオ/配信部門の入札可能性を「積極検討」し、財務情報へのアクセスも得たとの報道が相次いでいる。
いずれの企業に買収されたとしても、ワーナーが抱えるIP群が動き、そしてハリウッドの映画市場にも大きな影響を与えることは間違いないだろう。すでに一部の映画館オーナーたちは反トラスト法(独占禁止法)に抵触するとして、これらの動きに危機感を示している。
果たしてWBDの買収はどのような形で落ち着くことになるのだろうか?今後の情報に注目だ。

規模がデカすぎる

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。
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