『Vフォー・ヴェンデッタ』がドラマで復活へ ー DCスタジオも関与

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2005年の映画『Vフォー・ヴェンデッタ』は、近未来の独裁国家を舞台に、ガイ・フォークスの仮面を被った謎の人物「V」と若い女性エヴィーの出会いを描いたスリラー作品だ。

当時はナタリー・ポートマンとヒューゴ・ウィーヴィングの共演や、ジェームズ・マクティーグ監督が指揮をしたことで話題となり、映画の原作にはアラン・ムーア原作、デヴィッド・ロイド作画の同名コミックで、アメリカではDCコミックス(ヴァーティゴ)から刊行されていた。

その『Vフォー・ヴェンデッタ』が、HBO Maxでの連続ドラマ企画として動き出したことがVarietyの報道で伝えられている。

報道では、DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督とピーター・サフラン氏が製作総指揮に入る見込みで、脚本はピート・ジャクソン氏が担当すると伝えられている。制作はワーナー・ブラザース・テレビジョン・スタジオUKの傘下であるウォール・トゥ・ウォール・メディアのリアン・クライン氏がプロデューサーで進む予定だ。いまは初期開発段階で、キャストや監督、配信開始時期などは明らかになっていない。

ポイントとなるのは、映画2時間では描き切れなかった要素を、シリーズ形式でじっくり掘り下げられることだろう。監視社会、プロパガンダ、個人の自由といったテーマはいまの時代性とも相性が良く、HBOのハードな作風と組み合わさると、原作に近いトーンが期待できる。

『Vフォー・ヴェンデッタ』については当時の評価として上々で、興行収入は後のDVD販売売上も含めて好成績を残していた。しかしコミックからのファンからは原作の複雑さを再現できておらず、期待外れとの評価もされていた。

今回ドラマシリーズとして進む『Vフォー・ヴェンデッタ』がコミックの世界観をどこまで掘り下げることができるのかが大きなポイントとなっていくだろう。今後の新作の動きにも注目をしておこう。

映画版とは関係はないのかな?

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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