本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。
DCコミックスを原作とした映画『スーサイド・スクワッド』は、興行収入的には成功を収めたものの、映画批評家からは否定的な意見が多く寄せられ、あまり成功作とは評価されてこなかった。
その要因とされているのが、撮影中の大幅な仕切り直しである。当時、監督を務めていたデヴィッド・エアー氏は、映画のほとんどの撮影が終了した段階で、ワーナー・ブラザースの幹部からの指示により作品が作り直されたことを明かしている。そのため、劇場で公開されたバージョンは、エアー監督が構想していたものとは大きく異なっていたとされている。
本作には続編の構想もあったようだが、幻に終わった『スーサイド・スクワッド2』の脚本を担当していたギャヴィン・オコナー氏は、Colliderのインタビューにおいて、執筆の途中でワーナー側の要望に反発し、降板した経緯を語っている。
この「新社長」は、おそらくウォルター・ハマダ氏のことと思われる。彼はすでにスタジオを退任している。
元々の脚本は、ウィル・スミス演じるデッドショットと娘の関係に焦点を当てたものであり、『スーサイド・スクワッド』のラストで描かれた二人のその後に触れる内容だったようだ。
『スーサイド・スクワッド』は先述の通り、映画としての評価は高くなく、エアー監督が目指していた本来の内容がどのようなものだったのかは今なお明らかになっていない。一時期は「エアーカット版」の公開を求めるファンの運動もあったが、DCEUシリーズが終了した現在では、実現の可能性はかなり低いと見られている。
とはいえ、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインという人気キャラクターの登場により、彼女を主人公とした『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が制作され、さらに本作の続編にあたるジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド』も公開された。
ガン監督はその後、新たに設立されたDCスタジオの共同代表に就任し、新作映画『スーパーマン』の公開も控えている。
DCUシリーズで『スーサイド・スクワッド』が再び制作されるかは不明だが、関連作品であるドラマ『ピースメイカー』は存続しているため、今後の展開には引き続き注目したいところだ。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
【広告】
【広告】