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マーベル・スタジオが展開するMCUシリーズは過去10年以上に渡って、数多くの映画を公開しながら、ひとつの世界観を作り上げてきた。
近年ではスタジオが制作をするドラマシリーズもDisney+ (ディズニープラス)で配信されているが、過去にはマーベル・スタジオが制作に関与していないマーベルドラマも存在していた。
その代表となるのが『エージェント・オブ・シールド』や、Netflixのマーベルドラマ作品などだが、これらのドラマがMCUの正史に入るのかどうかについては長年議論の的だった。
このことについてマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏はMCUのタイムラインをまとめた本『Marvel Cinematic Universe:Official Timeline』の冒頭で触れており、今回正史としているのは、MCUにおいてフェイズ1から4までのラインナップに数えられていたものであると言及している。
厳密に過去のマーベルドラマが正史ではないと明言しているわけではないものの、公式のタイムラインにおいてはそれらの作品の出来事は省かれることになった。
ご存知の通り、『エージェント・オブ・シールド』は、MCUフェイズ1から登場しているコールソンを主人公としたドラマで、『アベンジャーズ』で一度死亡した彼が再び復活し、秘密裏にチームを組んで世界の危機を救うといった物語になっている。
中にはゴーストライダーやインヒューマンズも扱うなど、途中までは映画の出来事に則した内容もあったが、シーズンが進むに連れて独自路線へと向かっていった。
最終的には異なるタイムラインに分岐したとされており、『エージェント・オブ・シールド』は一部は神聖時間軸には数えられなくなっている。
それでも『キャプテン・マーベル』で若き日のコールソンが登場した際は、ドラマでの彼の性格などを匂わせる演出や、共通した登場人物なども存在している。
このほか『エージェント・カーター』も『キャプテン・アメリカ』シリーズのヒロインであるペギー・カーターを主人公としており、この作品も映画の世界に密接に関係してきた。
一方でNetflixシリーズの『デアデビル』や『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』『ザ・ディフェンダーズ』『パニッシャー』などは、初期こそ『アベンジャーズ』でのニューヨーク決戦の出来事を示唆するセリフや小道具などが登場していたが、シーズンが進むに連れて映画の出来事に触れることはなく、独自の展開を見せていた。
権利関係でしばらくの空白期間をおいたあと、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にチャーリー・コックスがマット・マードック/デアデビル役として、タイムライン本でいう正史作品に初めて登場し、その後は『シー・ハルク:ザ・アトーニー』、自身の単独ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』が配信予定となっている。
新作についてはMCU正史に数えられると思われるが、Netflix時代の出来事がどのように扱われるかは未だにわかっていない。
このほかにも映画からドラマへと変更された『インヒューマンズ』においても、多くは触れることはないものの、ドラマの舞台になったハワイでの撮影を避けたり、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ではアース838と別世界ながらも、同キャストでブラックボルトが登場している。
明確に繋がりを示さないくても、ほのかにドラマとの繋がりを示唆する演出は数多く確認されてきた。
今回挙げた作品以外にも数多くの非マーベル・スタジオ製マーベルドラマは存在するが、今後MCUのマルチバース・サーガが進むに付いれて、いくつかはリセットやマルチバース扱いとされる可能性も出てくるだろう。
少なくともファンに支持の厚いようなキャラクターについては、ぜひとも正史として扱って再登場させてほしいところだ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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