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ウォルト・ディズニー社が制作を予定していた実写版『塔の上のラプンツェル』が、中止となったことが海外メディアの報道により明らかになった。
この決定の背景には、レイチェル・セグラー主演の実写映画『白雪姫』の不振が大きく影響しているとされている。記事執筆時点で、制作費は約2億7000万ドル、マーケティング費用を含めるとおよそ3億7000万ドルに上る一方で、世界興行収入はわずか1億4500万ドルと大きな赤字を記録している。
映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家の支持率は40%と低迷しており、オーディエンス評価こそ73%と一定の評価は得ているものの、巨額の予算をかけた作品としては物足りない結果となった。
この結果を受け、ディズニー社は現在、アニメ映画の実写化プロジェクト全体の見直しを進めており、その一環として『塔の上のラプンツェル』の実写版も中止されたと見られている。
とはいえ、完全に白紙に戻されたわけではなく、「一時的な休止状態」であるとの報道もある。制作体制や方向性の再検討が行われたうえで、今後プロジェクトが再始動する可能性も残されているようだ。
実写版『塔の上のラプンツェル』は、『グレイテスト・ショーマン』で知られるマイケル・グレイシー監督がメガホンを取り、脚本はマーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』のジェニファー・ケイティン・ロビンソン氏が執筆を担当していた。
キャストは正式発表されていなかったが、主演候補としてはサブリナ・カーペンター、フローレンス・ピュー、テイラー・スウィフトといった名前が取り沙汰されていた。ただし、実際に交渉が行われていたかどうかは不明だ。
現在ディズニーは、実写版『リロ&スティッチ』や『モアナと伝説の海』の公開も控えており、これらの作品が『白雪姫』の評価の影響を受けることなく成功することが期待されている。

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。
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