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MCUシリーズとして単独映画4作目として公開された『ソー:ラブ&サンダー』は、前作『マイティ・ソー/ラグナロク』でメガホンをとり、映画を成功させたタイカ・ワイティティ監督によって制作されるということで、大いに期待がされていた。
しかし蓋を開けてみると予想していたほどの成果は得られず、作品の評価としても前作を超えるようなものにはならなかった。
この点について主演をしたソー役のクリス・ヘムズワースは海外メディアのインタビューに答え、「うまくはいかなかった」と言及をした。
『ラブ&サンダー』はクリス・ヘムズワースやタイカ・ワイティティ監督も前作のテイストをさらに誇張したような、パロディやネタに走り過ぎたことが失敗の要因のひとつだと言われている。
ゼウスを演じたラッセル・クロウも劇中ではあまりに頼りない全能神を演じたことで、賛否両論を呼び、有名俳優の無駄遣いとまで評された。
クリス・ヘムズワースもこういった批判を受け入れており、映画においてふざけすぎたことと話している。
もちろんワイティティ監督によるソーの新たな解釈や描き方は斬新ではあったが、それが行き過ぎたことで、雷神としての神秘的な雰囲気は失わてしまった。
ほかにも要因は様々ではあるが、もしさらに『ソー5』が制作されるとしたら、こういったテイストからは脱却することになるだろう。
現状では『ラブ&サンダー』以降のソーの活躍は不明だが、ゴアの娘であるラブと共に生きることを決めたソーが、次に登場する際はまた大きく雰囲気が変わっていることは間違いないだろう。
大きく賛否を呼ぶことになった映画『ソー:ラブ&サンダー』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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