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出典:劇場版「エグゼイド・キュウレンジャー」製作委員会©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映©2017テレビ朝日・東映AG・東映
行ってきましたよ!公開日に!
『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』&『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』!
どっちも言いたいことはたくさんありますが、一つにすると長くなってしまいそうなので、今回は作品ごとにわけます!
ということで今回は『宇宙戦隊キュウレンジャー ゲース・インダベーの逆襲』の感想レビューです!
※この記事にはネタバレ要素が含まれています。苦手な方はご注意ください。
そして割と辛口です。それを承知の上でご覧ください。
あらすじ
巨大彗星兵器ゲース・スターが、地球衝突まであと72時間!ジャークマター独立部隊の隊長ゲース・インダベーは、地球を消滅させ、全宇宙を牛耳る神の力を手に入れようと企んでいた。あまりに巨大な敵を食い止めるには宇宙に散らばめられた不思議な力を持つ3つの石を集めなければならない。惑星から惑星へ。宇宙をめぐって繰り広げられる大冒険!そしてあわや地球滅亡の寸前、日本列島を軽く跨ぐ「ギガント級超御題ロボ」が出現すのだった!!
ブッ飛びパワーはついに全開!すべての人々を唖然とさせる究極の救世主っぷりを、その目で確かめろ!!
出典:宇宙戦隊キュウレンジャー ゲース・インダベーの逆襲本サイトより
大雑把にまとめると、
「冒頭、ゲース・スターを止めるために戦うキュウレンジャーたち」
↓
「ゲース・スターを止めるべく惑星を破壊できる力を持つケルベロスストーンを惑星をめぐって集める」
↓
「そのうち2つがゲース・インダベーの手にわたり、最後の1つも奪われる。」
↓
「キュウレンジャーの善戦でゲース・インダベーの部下2人を倒すが、ケルベロスボイジャーが起動し、街を破壊。」
↓
「荒業でケルベロスボイジャーを抑えつけ、ケルベリオスへと変形、見事ゲース・スターを破壊する」
↓
「ゲース・インダベー、かつての仲間のショウ指令の手で散る。」
↓
「地球が救われる」
大雑把と言いながらも長くなった。
総評
先に結論から言いますと、今作は星2.5個です。
時間の制約もあって仕方ない部分ももちろんありましたが、やっぱり物足りない気持ちはぬぐえませんでした。
同じ時間でも面白かった戦隊の映画はあるので、その辺を踏まえるともうすこし頑張ってもいいかなとは思いました。
ゲスト芸人たちの下手さには慣れました。
毎年のように戦隊の映画にはゲスト芸人さんが登場することがありますよね。
去年のジュウオウジャーだと平成ノブシコブシの吉村崇さん、その前のニンニンジャーだとFUJIWARAのフジモンさんでした。
そして今回ゲース・インダベーを演じるのがロンドンブーツ1号2号の田村亮さん。オーモ・インダベーの声にレイザーラモンHGさん、カール・インダベーの声にレイザーラモンRGさんが出演していました。
正直な感想を言うと田村さんは演技が残念。
顔の演技は割と凶悪な雰囲気あってよかったのですが、声の演技がなんとも微妙な感じ。まさに棒読みといった感じ。まぁ本職の俳優さんではないですし、毎年そんな感じなのでこの辺は慣れっこです。
ですが慣れていない人にとってはちょっと気になる部分かもしれません。
声優を担当していたレイザーラモンの二人ですが、RGさんは思いのほか違和感はありませんでした。
カール・インダベーが北斗の拳に出てくるようなモヒカン野郎の雰囲気みたいなキャラクターでしたので、RGさんの高めな声質ともあっていたのでしょうね。
あるあるネタはいらないですがw子供も見ている(というかメインターゲット)ので、そういったお笑いネタを入れるのは必要ですが、思ったほどウケていなかったです。おそらくアクションシーンのなかで言ったので、子供たちはそっちに夢中だったのでしょう。
というかRGさんのネタをしっているのか?という疑問もありますが。
HGさんに関しては亮さんに続いてこれまた微妙な感じ。ただすごい下手というわけでもないので、これぐらいが本職ではない人の実力なのかなと感じました。
こういった芸人さんのゲスト出演は話題と子供受けを狙ってやるのなら全然かまわないのですが、どうせならもっとわかりやすい流行りの芸人さんでもよかったかなとは思います。
12人の名乗りが見たかった!
今作はタイミング的には微妙なのか、ホウオウソルジャーも一応出てきたいますが、一緒に戦闘を行うシーンはありませんでした。
彼はクライマックスにギガントホウオーでキュウレンジャーの手助けのために参戦する程度で、名乗りに参加したり戦闘に参加したりはしていません。
ただ本編でもまだ一緒に名乗りをしたり、今現在(2017年8月5日)でもまだちょっとギクシャクしていますので、仕方ないのかなと個人的には思います。
でも!やっぱり映画だからこそそれが見たかった!!
時間の長い映画だからこそ、微妙な早回しのない12人での名乗りを観たかったです。
一応リュウコマンダーとコグマスカイブルーをいれた11人での名乗りはありましたので、それでも満足っちゃ満足なのですけどね。
ケルベロリオスがイケメンすぎ。
今作に登場するキーアイテムというかキーロボットがケルベロスボイジャー。
当初はゲース・インダベーが惑星を破壊できるほどの力を持つ通称ケルベロスを呼び出して地球を破壊しようとしていました。
実際に復活した際は街を破壊しまくっていましたね。
その後、鳳ツルギから受け取ったヘラクレスキュータマ(たぶん)をラッキーが使用し、シシボイジャーについているキュータマを馬鹿力で無理やりシシボイジャーに取り付けることによって制御しました。
制御されたホウオウボイジャーはカジキ(の半分)、カメレオン(の半分)、ヘビツカイ、オウシと合体して「ケルベリオス」へと変形しました。
まーこいつがかっこいい!!
ロボ形態の顔をしっかり見ていなかったので、劇場が初見になりましたがかなりイケメン!
ここ最近のロボのなかでも1番になるくらいかっこいい!
そして三つの首の犬ね。このアレンジもめちゃかっこいい。あのデザインは素晴らしすぎる。
映画での活躍はというと、シシレッドが使用したヒカリキュータマにの月モードによってパワーアップし、超巨大化。
νガンダムは伊達じゃない!!もびっくりなパワーで地球に激突しようとするゲース・スターを押し返し、破壊しました。
巨大化したときは地球の地盤大丈夫なのかとか考えちゃいましたが、そこは特撮です。スルーしましょう。
ただ本当にケルベリオスがかっこいい。それだけで十分ですよ。
今後本編に出るかどうかに関しては可能性は低そうです。理由としては戦いの後、ケルベロスボイジャーを蘇らすためのケルベロスストーンをラッキーがまたばら撒いたからです。
理由は謎ですが、惑星を破壊できるほどの力はキケンだということでしょう。
ということで再び本編に登場するのは難しいそうです。残念。
キュウレンジャーの全員の活躍は期待しない方がいい。
今回のキュウレンジャーは映画だからと言って全員活躍したかというとそんなことはないです。時間の制約や人数が多いので仕方は無いのですが。
バランスとかナーガとスティンガーとか影が薄かった印象です。
逆に活躍があったのはラッキーや指令、チャンプ、ガルあたりかな。ガルはバイクになってるしwバイクになる人はエグゼイドにもいましたね。
こういった意味では今後のやるであろう『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』とかでは活躍の場があれば嬉しいですね。
惑星をめぐっている感じが無い
今作ではクライマックスまでケルベロスストーンというケルベロスボイジャーを集めるために様々な惑星をめぐります。
ただ、どれも地球感がありまくりで、正直惑星をめぐっている感じはしないです。意識していないとすべて地球での出来事のように見えます。
チャンプ・ハミィ・スティンガーは最初こそは吹雪の寒そうな星でしたが、それも数秒のシーン。すぐに謎の会場が現れチャンプとオーモ・インダベーのプロレスが始まります。つまりは屋内のシーンになります。
そしてそのプロレスを見ている観客が数十人いるのですが、思いっきり地球人の恰好です。だから余計に地球感が出ていました。せめて顔を塗るとか、角を付けるとかしてもよかったんじゃないかなと思います。
その他のメンバーといえば、ラッキーとガルはどこかの森のようなところだし、バランス・ナーガ・スパーダはもう普通の街中だしで、どうしようもなかった。
もう地球というよりは日本だよ。しかも関東ね。
せっかく惑星をめぐるストーリーが盛り込まれているんですから、映像にもっと力を入れてほしかったですね。
ここはだいぶ不満が残ります。
本編ではほぼほぼ地球にいますので、いいのですけどね。
テンポはすさまじく良い。
毎回映画を見る際に気にしているテンポの良さ。
今作に関しては当たり前ですがすさまじくテンポは良いです。時間が30分とか40分ほどなので、テンポを悪くしようとするのが難しいです。
ゆえに個人の活躍が描かれていないのが惜しいのですがね。ケルベロスボイジャーの従わせ方もなかなか力業でしたしね。出自とかもうちょい掘り下げても良かった気がします。
ただ戦闘シーンはたっぷりあった印象です。
ケルベロスストーンを集めるために3つのグループに分かれても戦闘はありましたし、クライマックスの11人での戦闘もなかなか迫力があります。
途中ラッキー&ガルとカール・インダベーのバイクアクションはもっと大胆な感じにしてもよかったかなとは思いますがね。せっかくバイクを使っているのだからもっとバイクを活かしたアクションが欲しかったです。
ラプターにも見せ場を・・・。
いやもうこれは予告の時点で気づいていたけど、この問題のシーン。
出典:劇場版「エグゼイド・キュウレンジャー」製作委員会©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映©2017テレビ朝日・東映AG・東映
なんでラプターはマスクオフじゃないん!!!!!
今回ケルベロスストーンを集めるために3つのグループに分かれるのですが、その出発前にこのカッコイイ並びのシーンがあるわけですがよ。
でもどうしてラプターはお留守番なのよ・・・。
もちろんラプターはオペ娘も兼ねているので、そっちの役割を優先したというのもわけりますが、これは全員そろってこそ決まるんだよなぁ・・・。
やっぱキュウレンジャーは9人いてこそじゃん。小太郎や指令も仲間だけど、やっぱ最初に9人そろったときは鳥肌立ったよ。
だからこそこの並びにラプターを加えないのは残念でならない。設定や物語上難しかったかもしれないけど、どうにか頑張ってもらえたらなー。なんともモヤモヤ。
お粗末なところは目立ったけど・・・。
ここまでいろいろな感想を言ってきました。
いろいろと大人の都合で上映時間が短いので、お粗末なところは目立ちますが、それは夏の戦隊映画では恒例のこと。
逆にその力業が豪快なラストでスッキリすつ要因にもなるんでよ。
やっぱり巨大化したケルベリオスがゲース・スターを跳ね返すシーンは結果がわかっていても見入るし、地球自体をキュータマに見立てたいわば”チキュウキュータマ”が出た時は、「その発想は無かった!」と思いましたもんw
こういう豪快な部分や強引で力強いポジティブを楽しむには良い映画です。
子供の教育にもいいですしね。
絶体絶命の状況から大逆転するのがヒーローものの鉄則です。
ヒーロー映画としては王道を行っている作品でした!
でも11人対3人はさすがに数の暴力でしたねw
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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