『アロー』スティーヴン・アメル、ジャームズ・ガン監督の作品いじりに不満 ー 「台無しにしないでほしい」

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DCコミックスは現在DCスタジオの代表であるジェームズ・ガン監督とピーター・サフラン氏の二人によって新たなシェアード・ユニバースのDCUシリーズの立ち上げの準備を着々と進めている。

シリーズは映画だけではなく、ドラマ作品も含まれており、かつてのような映画もドラマも独自のシリーズや世界観で展開されていくといったことは基本的には無い方針となっている。

しかし未だに根強い人気を誇るのがドラマ『アロー』から始まったアローバースだろう。『フラッシュ』や『レジェンド・オブ・トゥモロー』『スーパーガール』などの人気作品を生み出したシリーズだが、そんなシリーズでグリーンアロー役を長年演じてきたスティーブン・アメル海外メディアのインタビューで、ガン監督製作の『ピース・メイカー』にて、アローなどを含む複数のDCヒーローたちをいじるような演出に不満を口にしている。

あれはちょっと不必要だったと思う。まったくありがたくなかった。はっきり言わせていただくと、映画とピース・メーカーのせいで、私たちの番組はひどい扱いを受けたんだ。CWだから分かるよ。テレビだからね。(中略)私たちは何年も何年も酷評されてきたことはありますが、これはやりすぎだと思いました。本当に怒っているわけではありませんが、それを見て「あいつらはクソだ」と思ったのを覚えています。”

怒っていないとしているが、それでも腹を立てていることがうかがえる今回のアメルのコメント。

『ピース・メイカー』シーズン1では主人公のクリストファー・スミス/ピース・メイカーがグリーン・アローなどを含むヒーローたちについて下ネタを交えながらばかにするような発言をしている。

もちろんガン監督などの制作陣がそういった意図をもってやっていたかはわからないが(ガン監督の作風でもよく見られるものではあるが)、少なくともアローバースのメインを張っていたスティーヴン・アメルは快くは思っていなかったようだ。

アメルは自身が長く関わってきたアローバースシリーズについても誇りを持っていることを語っている。

”他の誰かと同じように一生懸命に働いている。スーパーパワーを持たないスーパーヒーローを年間に23話も演じることがどれだけ大変か知っていますか?本当に、本当に、本当に大変だ。なにか賞を狙っているわけではないけど、僕らのドラマを台無しにしないでほしい。”

またアメルは主演のジョン・シナについては何も問題はないとしているが、やはりガン監督に対しては大きな不満を持っていることを言及している。

”もし私が誰かに腹を立てるなら、それはそもそもあれを書いたジェームズ・ガンに対してだろう。しかしシナはこれ以上に無いほどに良い人だ。シナに対する個人的な恨みは無いよ。”

アローバースは『スーパーマン&ロイス』の終了とも共にシリーズも完全に終了することとなっている。10年以上も続いてきたシリーズなだけに、粗は多くともファンも多く抱えているシリーズだ。

ここから実写のアメコミ作品に入ったという人もおり、今後も根強いファンを持ち続けていくことは確実だろう。

DCUシリーズでもこういった過去の作品にふれる際は、ある程度の作品の持ち味を維持しながらも、敬意を持ちながら接してほしいところだ。

『ピース・メイカー』は現在シーズン2の製作が進んでいる。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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