MCUドラマはなぜ限定シリーズだったのか? ー マーベル配信部門トップが説明

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マーベル・スタジオのMCUシリーズは2021年以降、Disney+ (ディズニープラス)独占配信のオリジナルドラマを積極的に展開しており、いずれも映画と変わらぬクオリティを目指して多くのマーベルヒーローたちが活躍してきた。

既存キャラクターのスピンオフや、オリジンから描く新ヒーローも展開してきたが、その多くでシーズン2の制作は行われていない

この理由について、マーベル・スタジオの配信部門トップであるブラッド・ウィンダーバウム氏は海外メディアのインタビューで言及し、当初から続編の構想はなかったと明かした。

”短期間でたくさんのドラマを制作しましたが、多くはシーズン2、シーズン3と続く可能性自体はあったと思います。しかし、当時のシステムはそういう仕組みになっていませんでした。限定シリーズとして制作し、キャラクターたちをシリーズ間で行き来させるように設計されていたのです”

つまり当初からクロスオーバーを想定して計画されており、そのキャラクター単体の独立シリーズ拡張はほとんど想定していなかったということだ。

クロスオーバーの例としては『Ms.マーベル』の主人公カマラ・カーン/Ms.マーベルが映画『マーベルズ』に登場している。同作には『ワンダヴィジョン』で成長した姿を見せたモニカ・ランボーも登場した。

ただこうした展開は以降そこまで積極的ではなく、残念ながらドラマの計画自体が大幅に見直されたことで、当初想定のクロスオーバーは少なくとも映画では今後あまり大きくは期待できないだろう。

それでも多くのファンに支持された作品もあり、続編を望む声は根強い。実際に『ホークアイ』はシーズン2の制作が検討されている。

『ワンダヴィジョン』は直接の続編ではないが、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でワンダ・マキシモフの動向が描かれ、『アガサ・オール・アロング』や『ヴィジョン・クエスト』は実質的に三部作として扱われている。

なお『ノヴァ』や『ストレンジ・アカデミー』の開発は進めていたが、現在は一時休止状態にあるウィンダーバウム氏は明かしている。リソースを集中し作品の質を上げるため、優先すべき企画を見定めながら開発を進めていると思われる。

果たして今後のMCUドラマはどのような展開を見せるのか。新たな情報に注目しておこう。

ムーンナイトの続編頼むよ・・・

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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