スヌープ・ドッグ、『バズ・ライトイヤー』に苦言 ー 「映画に行くのが怖くなった」

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『トイ・ストーリー』のスピンオフ映画『バズ・ライトイヤー』は、評価自体はおおむね高かったが、コロナ禍の影響もあり興行収入は不振に終わった。さらに多様性を描いたシーンが物議を呼び、一部の国では上映規制にまで発展した。

海外メディアのインタビューでラッパーのスヌープ・ドッグは、当時の映画館での体験を語っている。孫と本作を観た際、作中に登場する女性同士のキスについて質問攻めにあい「動揺した」と振り返った。

”孫に「どうやって女性同士で赤ちゃんが生まれるの?」と聞かれ、答えに困った。映画に行くのが怖くなったと感じた”

スヌープ・ドッグはこの問いに明確な答えを持ち合わせておらず、子どもの純粋な疑問に大いに困惑したと明かした。

『バズ・ライトイヤー』は『トイ・ストーリー』に登場する宇宙飛行士バズを題材にした単独作品で、同性愛のキャラクターを自然に描写する演出が盛り込まれていた。公開前後には一部地域で上映規制や編集の是非が話題となり、ピクサー内部でも表現を巡って意見が割れたと報じられている。最終的には該当シーンは残され、今なお議論の的となっている。

主演声優のクリス・エヴァンスは当時から一貫して同シーンへの支持を示していた。

”本来は話題にすらならないのが理想だ。あらゆるかたちの表現が当たり前になることを願っている”

こうした表現が家族間の会話や子どもに与える影響については議論が続く一方、表現者側は多様性をより可視化するために積極的に取り入れる傾向がある。ただ近年は従来の表現に回帰する動きも見られ、時代の変化に応じて映画の表現もさらに変わっていくと考えられる。

物議を醸したシーンを含むアニメ映画『バズ・ライトイヤー』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

どういう答えが正解なのか

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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