『アイアンハート』はなぜアイアンマンの後継者ではないのか? ー ショーランナーが意図を明かす

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マーベル・スタジオ制作の配信ドラマ『アイアンハート』は、リリ・ウィリアムズという少女が自らアーマースーツを作り上げ、アイアンハートというヒーローとして活躍する物語が描かれている。

そのスーツは、かつてのトニー・スタークのアイアンマンスーツを思わせるビジュアルとなっているが、ドラマにおいてリリとトニー・スタークに直接的な関わりがあるのかは不明であり、少なくともコミックほどの関係性は無いとされている。

コミックでは、リリはスタークの技術を独自に研究し、トニー・スタークのAIと共にスーツを完成させている。また、「アイアンハート」という名前もトニーが命名した愛称だった。

一方で、ドラマにはトニーのAIは登場しないとされており、なぜリリがトニーと無関係という設定に変更されたのかについて、ショーランナーのチナカ・ホッジ氏Comicbook.comのインタビューでその意図を明かしている。

”リリはトニー・スタークと同じ時代の人間です。彼女は彼を心から尊敬し、彼が残したレガシーを愛しています。ですが、リリは自分自身の象徴的なレガシーを築こうとしています。アイアンマンの後継者になることには興味がなく自分自身の「アイアンハート」としての存在を目指しているのです。(中略)彼女は自分自身のスーツ、物語、そしてMCUでの軌道を築こうとしているのです。ですから、私は彼女自身が象徴的なキャラクターになる手助けができて、とてもとても光栄に思っています”

つまり、リリはトニー・スタークという世界的なヒーローを尊敬してはいるものの、その後継者を目指しているわけではなく、自分が何者であるかを見つけ出すため、自らスーツを作り、「アイアンハート」を名乗るという独自の道を歩むことになる。

このように、コミック版とは大きく異なるオリジンが描かれることになるのだ。

もちろん、ロバート・ダウニーJr.のような大スターをドラマ作品にレギュラーとして登場させるのは難しく、そうした事情も物語の構成に影響していると考えられる。

果たしてリリはどのようにして一人のヒーローとして歩んでいくのだろうか。ドラマ『アイアンハート』は2025年6月25日よりDisney+(ディズニープラス)で配信開始予定である。

制作側の事情も大きいかな?

ゆとぴ

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